2017/12/08
今日は裏側矯正についての認知度調査をご紹介いたします。
以前子供のころに矯正しなかった理由に関しての
アンケート調査をご紹介したこともありますが、
そこでは、親に相談出来なかったという理由だけでなく、
矯正治療中にブラケットが見えてしまうことに対しての懸念なども上がっていました。
矯正治療に使用する矯正器具は、年々進化していて、
毎年行われる日本矯正歯科学会など
大きな学会でも各矯正材料メーカ―が新しい材料を発表していたりします。
矯正治療における矯正器具の「見た目」に関しては
多くの患者さんが心配されるところだと思います。
しかし、このページを読んでいる方ならほとんどの方がご存知の通り、
裏側矯正や、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(以下マウスピース矯正)
も身近になってきていて、
矯正治療中も全く見えない方法を選択して大人になってから矯正治療を開始する方も増えてきています。
では具体的にどれくらい認知度があがったのでしょうか?
■裏側矯正(舌側矯正、リンガル)を知っていましたか?(300人対象)
・子供のころ:5.3%
・現在:63%
■マウスピース矯正を知っていましたか?(300人対象)
・子供のころ:3.3%
・現在:57.3%
実は裏側矯正に関しては1970年代から研究開発はされていて、
ここ数年で一気に矯正材料自体が良くなって広がってきた感じがあります。
裏側矯正の場合は、文字通り歯の裏側にブラケットを装着するため、
結構違和感や痛みなどが問題となっていました。
しかし技術革新によって最近では約1.5㎜の厚みのものなども出てきていて、
違和感も少なくなってきています。
マウスピース矯正は歯に直接ブラケットを接着するのではなく、
透明なマウスピースを用いた矯正方法で、
取り外し可能ということで広がってきました。
ただ、ブラケットのように細かい調整が利かない、
あるいは骨格に問題がある不正咬合の治療には不向きということはまだあります。
子供のころから裏側矯正の存在を知っていればという方も、
成人になってから裏側矯正を知り、
横浜ひらの矯正歯科に来られる方も多くいらっしゃいます。
患者さんに合った様々な治療法を一緒に考えながら進めていければと思いますので、
気になることがあればいつでもお気軽にご相談いただければと思います。