2018/03/09
矯正治療を始めるタイミングはそれぞれです。
また希望しているタイミングよりも様子をみて
永久歯列になってから始める方が良いケースなど、
患者さんによって変わってきます。
今日はそんな中から矯正治療経験者300名を対象に
インターネット調査会社が行った調査結果をご紹介いたします。
■治療したタイミングはどうでしたか?
・73.3%:もっと早くに治療したほうが良かったと思う
・23.7%:適切な時期に治療で来たと思う
・3%:もっと遅くに治療したほうが良かったと思う
治療開始のタイミングに関してのあくまで患者さん目線の回答なので、
医学的にベストなタイミングだったかどうかは考慮されていませんが、
多くの患者さんが治療後にもっと早く治療したかったと回答していることがわかります。
また治療後の変化の実感としては、
歯磨きがしやすくなった=67.7%、
食事で良く噛めるようになった=56.7%、
笑顔に自身が持てるようになった=61.7%、
コンプレックスが解消された=57.3%
などと、多くの方が治療結果に満足しているようです。
では逆に早く治療を受けられなかった理由は
どういったものが考えられるでしょうか。
■矯正治療を受けたいと思わなかった理由は何ですか?
1位:矯正装置の見た目 61.8%
2位:治療費 51.3%
3位:治療中の痛みが心配 34.2%
などとなっています。
1位の矯正装置の見た目に関してですが、
実は見えない裏側矯正(舌側矯正、リンガル)による
歯列矯正の認知度も関係してきているようです。
このページを読まれている方はほぼ100%裏側矯正治療を
ご存知かと思いますが、この調査では、
子供のころ裏側矯正を知っていた=5.3%、現在=63.0%となり、
一昔前はまだ認知されていなかったことがわかります。
裏側矯正は実は1970年代から開発され、
ここ10年くらいで日本では世界的にも進化してきた治療法だったりします。
横浜ひらの矯正歯科でももちろん裏側矯正治療を行うことはできます。
あとは始めに書いた通り、矯正治療を始めるタイミングは
患者さんによって違うということをしっかりと把握することが大切です。
確かに非抜歯の可能性が高くなる小児矯正ですが、
不正咬合の状態によってはすぐに治療しないで
顎の骨の成長を観察してから決めた方が良いこともあるということです。
患者さん個々にしっかりと検査し、
不正咬合の原因を把握したうえで治療計画と
治療方法を相談しながら進めていければと思っておりますので、
慌てずにご相談に来て頂ければと思います。