2020/12/01
新型コロナウイルスの第3波と言われるほど、ここのところ感染者が増えていて毎日気になる所です。
横浜駅周辺も、驚くほど人が少なくなっていて、安全と経済のバランスの中で非常に厳しい状況が続いていますが、
一日でも早い通常通りの日々に戻れることを願うばかりです。
今日は、そのような中でもこれまでになかった患者さんが増えていることに関してご紹介したいと思います。
矯正治療中の見た目を気にされる方は、日本においてはまだまだ多く、
治療開始の最終ハードルになっているということはよく耳にします。
しかし、コロナ渦において、マスクをしているうちに矯正治療を受けておこうという患者さんが日に日に増えている感じがします。
確かに矯正治療中の見た目を気にされている方にとっては、
マスクをしている状況であれば、矯正治療を始めるよいきっかけになるというのは納得です。
これまで矯正治療中の見た目を解決するためには、矯正装置を歯の裏側につける舌側矯正を選択する
患者さんが多かったのですが、舌側矯正だと費用が少し高いこと、
マウスピース型矯正装置だと不正咬合の状態によって治療が難しかったりということが矯正治療開始の妨げとなっているケースがありました。
実際に矯正治療を開始すると、表側でも裏側でも慣れてしまえばあまり気にならなくなるという患者さんがほとんどなので、
矯正治療中の見た目というよりも、治療後の価値をしっかりと考えてみることを矯正歯科医としてはお伝えしていきたいと思っております。
とはいえ、特に舌側矯正での治療で費用を心配されている人は、
この時期で表側矯正装置での治療開始は多くの患者さんにとっても良いきっかけになっているのは間違いないようです。