口内炎に効果のある食べ物とは:「ひらの矯正歯科」ブログ

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口内炎に効果のある食べ物とは

今回は、口内炎に効果のある食べ物についてご紹介していきたいと思います。

 

矯正装置が付いてしばらくして、口の中が痛いという経験をした人もいるのではないかと思います。慣れないうちは矯正装置が頬の内側に擦れてしまって、口内炎が出来るという事があります。最近では口内炎の塗り薬なども市販されているので、そういったものを使うのももちろん有効ですが、根本的な食事で改善できるのであればそれに越したことは無いと思います。

 

では具体的に何を食べればいいのでしょうか。

一般的に口内炎に効果のある栄養素として、ビタミンB1,B2,B6だと言われています。

 

・ビタミンB1

 

ビタミンB1はチアミンとも呼ばれる水溶性のビタミンで、解糖系やクエン酸回路のエネルギー代謝の一部で補酵素として働きます。特に糖質を代謝するために欠かせない栄養素です。そのため、糖質やアルコールをたくさん摂取している人や運動量が多い人はビタミンB1が不足しがちな傾向があります。

ビタミンB1を多く含む食材としては、豚肉や赤身肉、全粒穀物、大豆、ほうれん草などがあげられます。水溶性のビタミンのため、水に溶け出してしまわないように注意が必要です。

 

・ビタミンB2

 

ビタミンB2は水溶性のビタミンで、糖質、脂質、タンパク質の代謝、エネルギー産生に関わる酸化還元酵素の補酵素として働きます。ビタミンB2は主に脂質の代謝を助け、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生に役立ちます。そのためビタミンB2は、口内炎が出来た粘膜の再生に最も有効な栄養素とも言えます。

ビタミンB2を多く含む食材としては、レバー、ウナギ、卵、納豆などが挙げられます。こちらも水溶性のビタミンのため、水に溶け出してしまわないように注意が必要です。

 

・ビタミンB6

 

ビタミンB6はエネルギー代謝の補酵素として重要なビタミンです。特にタンパク質の分解を助けるため、摂取量が多い人ほどビタミンB6の必要量も多くなります。また、免疫機能の正常な働きの維持、皮膚の抵抗力の増進にも必要で、赤血球のヘモグロビンの合成にも欠かせない栄養素です。

ビタミンB6を多く含む食材としては、赤身肉、鶏肉、マグロ、バナナなどが挙げられます。

 

 

特に矯正装置を付けたことによる口内炎に関してはビタミンB2の細胞の再生効果が有効かと思いますが、もちろん体にとってこれ以外の栄養素も必要ですし、バランスよく摂取するのが一番です。

 

また、矯正装置が付いたころには、ついつい柔らかいものなど食べやすい食材を偏って摂取してしまうことがあります。硬い食材は細かく切って食べるなど、普段よりも食事のバランスに気を配っていただくことが大切ではないかと思います。