2024/03/08
今回は、環境にやさしい食べ物というテーマで少しお話していきたいと思います。
「有機農業」という言葉をご存知でしょうか。
農薬や化学肥料に頼らず、自然資源の循環によって環境への負荷をできる限り抑えて生産する有機農業は、地球環境にやさしい農業の仕組みとして注目されています。
また、農薬や化学肥料を使用しないことから、人の身体への影響を考えて小さなお子さんがいらっしゃる家庭でも支持され始めているようです。
有機農業を判別する指標として、スーパーなどでもよく「JAS(日本農林規格)」マークを見かけますが、有機農産物のJASに適合し、認証された事業者のみがこの有機JASマークを貼ることができます。
また、最近では温室効果ガスの排出抑制の一環として表示されているマークもあります。食品の輸送の距離が長いと、必然的に温室効果ガスの排出が多くなりますが、消費者にはどれぐらい輸送距離が掛かっているのかということはわかりにくいものです。
そこでエネルギー効率に優れた貨物鉄道輸送を一定割合以上利用している場合に、「エコレールマーク」の認定を受けられる仕組みが設けられました。まだそこまで浸透したマークではないように思いますが、見えない環境への影響が少しずつ見えるようになってきているのは感じますよね。
食育の一環としてお子さんと一緒にスーパーで上記のようなマークを探して買い物をするというのも面白いかもしれません。
自分で一生懸命考えて選んだ食材を大切に食べるということは将来的にも大きな財産になると思いますし、食べる楽しみをより一層感じられるのではないかと思います。
私たちは矯正治療を専門としている歯科医院ですが、いつまでも食事を楽しんでいただけるように、食育の勉強も少しずつ始めていたりします。
それは治療に来られた方の健康な歯並びと噛み合わせを長期的な視点で考えるうえでも大切な視点だったりするのです。
治療期間中で大変に感じるときもあるかもしれませんが、一緒に考えながら、今後の人生のために頑張っていければと思っています。