2013/11/24
日本舌側矯正歯科学会に大会に参加をしてきました。
今年のテーマは、「裏側矯正におけるアンカースクリューの役割」
でした。
まずアンカースクリューとは、歯茎にミニスクリューと呼ばれる
ピンを植えてそこから歯を牽引して効果的に歯を動かすものです。
通常の矯正治療ですと、歯と歯の引っ張り合いのため少ない
本数の歯しか動かせませんが、このミニスクリューを使用することに
より複数の歯を同時に動かせることにより、治療期間が格段に
短くなります。
治療期間が短くなるというと、強い力をかけてエイっと無理に動かす
イメージがありますが、
そうではなく、あくまで通常の力を用いて無理な力を歯にかけるわけでは
ありません。
「力は、いつもどおりで複数の歯を動かせる」ことが最大のメリットです。
(本当は、もっと細かい専門的なメリットがたくさんあります。)
当院でも全ての患者さんにではありませんが、行っている治療法です。
もちろん厚生労働省の薬事法で認められている治療法です。
今後もこのアンカースクリューがさらに改良されてより良い矯正治療が
進歩してくると思います。
患者さんにとってメリットのある治療を多くご提供できるよう常に
学んでまいります。