2014/07/25
夏休みが始まりましたね。昨日は、今年一番の猛暑でした。
熱中症が多く発生している様です。皆様ご留意下さい。
さて、ひらの矯正歯科では舌側矯正(裏側矯正)に関する
お問い合わせを多く頂きます。
その中でも発音に関する問い合わせが多かったので、
今回は裏側矯正と発音の関係に関してお答え致します。
近年、装置の審美性を重視される方の増大のため
「見えない矯正」ということで、舌側矯正(裏側矯正)を
ご希望される方が増えてきました。
そういった多くの方のご要望にお応えするために、
ひらの矯正歯科では大人も子供も、どんな咬み合わせに対しても
裏側からの見えない矯正治療を行っております。
同時に矯正装置も患者さんにとって出来る限り負担のないようなものを
取り入れるようにしています。
さて、今回のテーマですが、裏側矯正をすると発音が難しくなるというのは、
半分事実で、半分間違っているというのが答えだと思います。
半分事実というのは、お口の中というのは本当によく出来ていて、
どれだけ小さい物であっても異物として認識できるように出来ています。
ゴマが一粒口の中に入っていても分かりますし、
髪の毛のように細いものがあっても直ぐに気付けます。
それだけ精密に口腔内というのは出来ていますので、
矯正装置を装着すると当然これまでなかったものが
歯の裏側に付きますので多少の違和感は、感じてしまいます。
(でも慣れますのでご安心を)
では発音まで障害があるかというと、1~2週間ほどで慣れてくるという
患者さんが多いように思われます。
個人差がありますので慣れるまでに一カ月近くかかるという患者さんも
いらっしゃるとは思いますが、多くの患者さんが、
装置を付ける前にイメージしていたほどの
違和感は感じてらっしゃらない様です。
余談となりますが、一昔まで裏側矯正は、表側矯正に比べると
治るまでに時間がかかる。症状によって裏側矯正での対応が出来ない。
など、都市伝説?がありましたが、実際のところそんなことはありません。
しっかり診断をし、治療のメカニズムを組み立て
以前のブログでご紹介しましたインダイレクトボンディング法を用いて
治療を行えば、表側矯正と同様に良い結果が得られますし、
治療期間も表側矯正と変わりません。
またどんな症状でも対応が可能です。
ここ数年で裏側の矯正装置は、さまざまな進化をとげてきました。
装置の厚みが約1.5mmしかない発音重視のタイプや、
歯のねじれを細かく治しやすい機能がついたタイプの装置など
さまざまな特徴を持った裏側矯正の装置が存在します。
裏側矯正といってもいろいろな装置のタイプが存在します。
ひらの矯正歯科ではそういったことを踏まえて、
初診時の患者さんの咬み合わせに合わせて、
患者さん個別に装置の種類を使い分けています。
それだけでなくさらに細かく前歯、奥歯それぞれにベストな
ブラケット(装置)を選んで使用しています。
世の中にある様々なブラケット(装置)の良いところを活かしつつ、
患者さんにとっての快適性も追求しています。