2014/12/05
ひらの矯正歯科では、スポーツをされている患者さんからの
問合せを受けることがあります。
部活など「スポーツをしている間は
矯正治療をやめた方がいいですか?」
という質問です。
スポーツの種類にもよりますが、
基本的に矯正治療は、
本格的な打撃系スポーツ(ボクシングなど)
の様な特殊なスポーツ以外は、その制限はありません。
ただその特殊なスポーツも含め
対応可能矯正治療の方法があります。
歯の裏側に矯正器具を着ける裏側矯正が
一つの解決策になるかと思います。
表側矯正の場合は、バスケットボールなど
スポーツによる他人との接触の際、
唇や頬の内側を傷つけてしまうということが多々あります。
特にボクシングジムに通っている場合などは
かなりリスクがあるかもしれません。
一応スポーツガードと呼ばれる矯正用のマウスピースガードの
様なものもありますが、あまり強いダメージを与える可能性がある場合は
口腔内の怪我や、矯正装置の故障につながる危険性もあります。
マウスピース矯正で矯正治療を受けている場合は
取り外すことが出来ますが、
患者さんの歯並びの症状によっては
マウスピース矯正自体が出来ない場合もあります。
その点、100%安全ということは言いきれませんが、
裏側矯正の方がもし表側から他人がぶつかっても、
矯正器具が歯の裏側に着いているため
ぶつかっても唇や頬の裏側を怪我したりするリスクは
比較的低いと考えられます。
スポーツだけでなく、吹奏楽など楽器を演奏される方も
矯正治療を行ってよいかなど色々と疑問点が出てくると思います。
受け口などのブログにも書きましたが、
矯正治療を始める時期が大切な症状もあります。
生活環境を含めた患者さんに合った治療を
ひらの矯正歯科では心がけていきたいと思っております。