2016/02/03
母校である鶴見大学矯正科の講演会に参加してきました。
今回は、韓国でご活躍されている洪先生のご講演でした。
洪先生は、韓国の舌側矯正学会の会長をされていたご経歴を持ち
また舌側矯正においては、韓国から鶴見大学へ留学し学ばれた先生です。
洪先生の独自の矯正装置(ブラケット)を用いて効率よく
かつ仕上がり重視の素晴らしい症例を多く拝見させて頂きました。
アメリカなどでは、矯正治療をしていることが
ステータスとなっているので矯正治療をしていることが周りに分かるように
「ブラケットは目立つ方が良い!」
という考えが根底にあり表側矯正はメジャーですが、
裏側の舌側矯正は、アメリカではメジャーではありません。
しかしアジアを中心とした地域においては、
「ブラケットは、なるべく目立たない方が良い!」との考えが多くあり
表側矯正に比べ舌側矯正の需要が高まっています。
裏側の舌側矯正は、表側矯正に比べ
歯の挙動の複雑性や裏側ゆえの術者の視野の狭さなど、
複雑で難易度の高い治療法の一つとされております。
毎年、講習会などで新しい手法や装置の発表があります。
これらを吸収して日々学び、自分たちの技術、知識の肉付けをしていきたいと思います。