2018/11/04
もうすぐ11月8日になりますが、何の日がご存知でしょうか?
実は歯並び、噛み合わせの重要性を広げていこうと日本矯正歯科学会が制定した、
「いい歯ならびの日」なんです。
(「いい歯の日」としては日本歯科医師会が制定)
「いい歯の日」「いい歯ならびの日」ともに、
歯の健康から体の健康につながる意識が
少しでも上がっていけばという日で、
今日もいい歯、いい歯ならびについてみていこうと思います。
11月8日と同時に国民の健康に関するもので
8020運動という運動をここでも紹介したことがあります。
80歳までに20本の歯を残しておこうという運動ですが、
年々達成者の割合が増えてきていて、
2022年には50%の方が達成できるようにということで、
日々のメンテナンスから、噛み合わせ、
歯並びの重要性についてさまざまなところでうたわれています。
例えば、財団法人口腔保険協会が発表した調査では、
食事を「とてもおいしい」「おいしい」と感じている人は、
平均20本以上の歯があるというデータがあります。
・とてもおいしいと感じる:20.1本
・おいしいと感じる:19.3本
・普通:16.8本
・おいしくない:11.1本
実際自分の歯でしっかりと咀嚼できるかどうかというのは、
毎日の食事に大きく影響しますよね。
8020運動にしてもいい歯ならびの日にしても、
矯正歯科治療が大きくかかわっていることは
だいぶご存知の方が増えてきていると思います。
実際矯正治療を行った患者さんがどういった感動があったのかも、
今日はご紹介してみたいと思います。
調査対象:全国高校生以上837名で、
動的治療期間(歯にブラケットが装着され、実際に動いている期間)が終了し、
保定装置期間(後戻りを防ぐためにリテーナーなどを使っている期間)に入っている方。
■矯正治療を受けて、現在の歯並びに満足していますか?
・YES:95.5%
・NO:4.5%
■矯正治療を受けてよかった点を教えてください。
・食べ物がよく噛めるようになった:71.5%
・虫歯(う蝕)になりにくくなった:46.1%
・今まで以上にケア(日々のブラッシングなど)をするようになった:94.7%
・歯並びを気にせず会話が出来るようになった:71.0%
・自信が持てるようになった:63.9%
矯正治療は見た目の美しさに関してもとても大切な治療になりますが、
健康のこと、毎日の食事のことを考えると
さらに大切な治療なんだと再認識させられます。
11月8日「いい歯ならびの日」に向けて、
少し歯と健康に意識を向けていただけたら嬉しく思います。