矯正治療と受験:「ひらの矯正歯科」ブログ

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矯正治療と受験

今回は、矯正治療と受験というテーマで少しお話していきたいと思います。

最近は徐々に春らしくなってきて、卒業式だったのかなという学生さんを見かけることもよくあります。

来月には新しい学期や新生活をスタートするという節目の時期を迎える人も多いのではないかと思います。

そんな中で、「来年の受験前に矯正治療を検討している」という方や、「長男(長女)の受験や卒業が落ち着いたので、

次男(次女)の矯正治療を検討している」という相談に来られる方も少なくはありません。
では、矯正治療と受験についての関連性を、時期毎に見てきたいと思います。

まず中学受験に関してですが、矯正治療はⅠ期治療とⅡ期治療に大きく分類されます。
簡単に言えば成長途中の治療がⅠ期治療、永久歯が生え揃い、ある程度成長が進んだ時期からの治療がⅡ期治療となります。
小学生で成長が進みきることは無いと思いますので、個人差はありますがこの時期は取り外し可能な装置で成長を促す治療などが用いられることがあります。
そういった装置ですと、集中したい時に少し外すことも出来るため比較的安心して治療は進められるのではないかと思います。
ただ、装着時間が短くなると効果が薄れてしまいますので、必要時には必ず装着するようにお願いしております。

次に高校受験に関してですが、この時期は精神的にも少し不安定になりやすい時期のため、細心の注意を払っていただく必要があるかと思います。中学校に入ってすぐ治療を始めたお子さんなら受験の時期にはもう装置にも慣れていると思いますので、そこまで負担に思うことは無いと思いますが、時期が遅くなるにつれて慣れるまでの時間が短くなるのでその辺りの理解はしていただく必要があります。

最後に大学受験に関してですが、高校生ともなるともうご自身である程度意思決定も出来る年齢だと思いますし、そこまで受験の妨げになることは無いのではないかと思います。ただ個人差はありますので、その辺りはお子さんとしっかりと話し合っていただくのが良いかと思います。大学入学や成人式、就職活動など、これからの人生においてとても大事な時期も迫っていますので、そこにお子さん自身が自信をもって笑える歯並びをプレゼントしてあげるのも一生の贈り物になるのではないかと思います。

この様に、様々な時期における一般的な意見・考え方を書いてみましたが、もちろんお子さんの性格は千差万別ですので、これに当てはまらないケースもたくさんあるかと思います。治療期間なども今の症状によっても変わってきますので、今治療を受けるにしても後から開始するにしても、参考になる情報を早く入手しておくことは、後々の選択肢を増やすためにもとても有効な手段だと思います。そういったことも踏まえてアドバイスなども行っていますので、ご検討中の方は一度相談にお越しいただくことをお勧めいたします。