矯正治療中のおやつ:「ひらの矯正歯科」ブログ

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矯正治療中のおやつ

今回は、矯正治療中のおやつについてお話していきたいと思います。

 

よく矯正治療を始まる前や始めたばかりの患者さんから、

矯正治療中はおやつを食べたらだめなのですか?という質問を受けます。

おそらくブログや知り合いの方から聞いたという方が多いのではないかと思いますが、

矯正治療中におやつが全く食べられないということはありません。

ただ注意していただきたい点はありますので、そちらをご紹介しておきます。

 

・硬い食べ物

 

おせんべいやアイスキャンディーなど、

しっかりとした歯ごたえの噛み砕くようなおやつについては注意が必要です。

口に入れた瞬間は食べ物が矯正装置には当たっていないので、

それで安心してぐっと力を入れると、砕けたときに矯正装置に力が加わってしまいます。

噛む力は矯正装置の上下方向に力を加えることになってしまうため、

装置の脱離に繋がる可能性があります。

どうしても食べたいときは小さく砕いた状態で食べたり、

アイスキャンディーは齧らずに舐めて食べるようにしてください。

 

・粘着性のある食べ物

 

キャラメルやハイチュウなどのソフトキャンディーも注意が必要です。

硬さこそ多少小さい食べ物ですが、噛んでいくうちに出てくる粘着性が、

矯正装置に張り付いて引きはがすような力が加わってしまうことがあります。

これも装置の脱離に繋がったり、歯や装置の隙間にくっついてしまうことで虫歯になりやすくなります。こういった食べ物に関しては避けていただく方が無難だと思います。

 

 

この様に、矯正治療中に食べたらだめなものという観点で言うと矯正装置に影響を与えてしまう物が挙げられますが、もっと根本的なところで考えるとおやつの回数が増える=虫歯のリスクが上がるということになります。

 

食べ物を食べると口の中が酸性になり、その後ゆっくり中性に戻っていくのですが、

おやつを都度食べてしまうと口の中が酸性になっている時間が長くなってしまうため、

虫歯になりやすくなってしまいます。

矯正装置に慣れないうちは違和感から食事を小分けにちょっとずつ食べるという人もいますが、その違和感も少しずつ慣れて食事も普段と変わりなく摂れるという人がほとんどですので、その点に関してはご安心ください。

 

出来れば避けていただきたいおやつなどはありますが、

注意していただくことによって食べていただけるものもたくさんあります。

長い矯正治療期間なので、我慢ばかりしていると辛くなってしまうので、

ある程度自分を許しながら少しずつ頑張っていきましょう。

そういった要望や質問がある時にはできる限りお応えするようにはしますので、

いつでも相談してください。