舌側矯正と口臭:「ひらの矯正歯科」ブログ

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舌側矯正と口臭

今回は、舌側矯正と口臭というテーマについてお話していきたいと思います。

 

矯正治療中に外から気付かれにくいという審美的な観点から、歯の裏側に矯正装置を取り付ける舌側矯正を希望される方は少なくはありません。

ただ、たまに舌側矯正で治療をしている方から口臭が気になるといった相談を受けることがあるため、その原因と対策をお伝えしていきます。

 

・矯正装置の汚れ

 

舌側矯正は歯の裏側に矯正装置を取り付けるため、表からはほとんど見えません。

そのため、知らないうちに矯正装置やその隙間に汚れがたまってしまっているというケースも見受けられます。

汚れが付着したまま放置すると、口腔内の細菌がその汚れを分解する際に硫黄化合物を発生させてし、これが口臭の原因になります。

そのため、いつも以上に入念なブラッシングや、タフト、洗口液の使用なども大切なケアになります。

 

・口腔内の乾燥

 

裏側矯正では、口腔の内側に矯正装置を装着するため、舌に当たることもあります。その舌の違和感を回避しようと、稀に口を開けたままにしてしまう方がおられます。

その結果として、口腔内が乾燥してしまうと、唾液の自浄作用が弱まってしまい、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。

また、最近ではマスクをして息苦しくなり口呼吸になってしまうこともあります。

いずれにしても、口が開いているということが思い当たる方は、意識的に口を閉じるようにしてください。

 

・口腔内環境の改善

 

これは舌側矯正に限ったことではありませんが、歯垢や舌垢がブラッシングで取り除けていない、喫煙をする習慣があるなど、口腔内の衛生環境が悪化することによって口臭が発生してしまうことがあります。

今までの生活を振り返ってみて、矯正治療を始めた後でメンテナンスがしっかりと出来ているのかチェックしてみるのも大切です。

 

 

この様な些細なことから口臭などが起こる可能性があります。

矯正治療中は矯正装置がついている分、今まで以上に丁寧なブラッシングで口腔内の衛生環境を清潔に保っていただく必要がありますので、

もしメンテナンス方法などがわからないときは後回しにせず、

いつでも質問してきてください。