2024/02/29
今回は、歯科衛生士の仕事内容についてお話していきたいと思います。
歯科衛生士は国家資格を取得しているため、歯科医師と同様、患者さんの口の中に手を入れて処置(法令で決められた範囲内)をすることが許可されています。
歯科疾患の予防や治療の補助をおこない、患者さんの口内の健康をサポートする専門職です。
では具体的にどのような仕事を任せているのかについてお話していきます。
仕事内容は大まかに分けると、「歯科予防処置」「歯科診療補助」「歯科保健指導」に分かれており、それぞれ歯科に関する高い専門知識や技術が必要となります。
・歯科予防処置
虫歯や歯周病といった疾患を予防するために歯科衛生士がおこなうのが、歯垢や歯石といったお口の中の汚れの除去、虫歯予防のためのフッ素の塗布です。
矯正治療中に虫歯や歯周病にかかってしまうと、そちらの治療を優先する必要があり、最悪の場合は一度矯正装置を外して治療を行い、再度矯正装置を装着するという可能性もあります。
矯正治療の期間が長くなる可能性もあるため、お口の中を綺麗に保つことはとても大切なことです。
・歯科診療補助
歯科医師の指示のもとで医療行為のサポートをすることも、歯科衛生士の仕事です。
歯の型をとるといった口の中でおこなう作業以外にも、診療器具の滅菌や準備、レントゲン撮影の補助などがあります。
・歯科保健指導
虫歯や歯周病にならないためにまず大切なことは、日ごろの歯みがきです。
歯ブラシを歯に当てる角度や動かし方、力の入れ方といった、正しい磨き方を身につけるように指導するのも歯科衛生士の仕事です。
その他にも矯正治療中に行っていただく口腔周囲筋のトレーニングや、装置装着中の食事のとり方など様々な面で指導してもらうこともあります。
こういった役割の歯科衛生士ですが、矯正専門のクリニックにおいては矯正専門の器具の知識、扱い方、その対処法、管理など、色々な経験を積んでいるスペシャリストになります。
細かい仕事まで挙げだすとキリがないので、大まかの仕事内容として説明してみました。
歯科衛生士は歯科医師と同様に、治療の大部分に関係してくるとても大切な仕事です。患者さんとコミュニケーションをとる時間も長くなってくるので、些細な疑問や困ったことなどいつでも相談してもらえたらと思います。