ひらの矯正歯科|横浜市の矯正歯科 ブログ

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診療時間 / 10:00~12:00・14:00~19:00
休診日 / 月曜・木曜・日曜(第2・第4)・祝日

治療前の検査について

矯正歯科治療は患者さん個々の不正咬合の状態をしっかりと検査し、

原因を把握して患者さんごとの治療計画を立てていきます。

そのため、歯並び相談に行ってすぐに治療開始ということはありません。

 

今回はそんな治療前段階の主な検査について少し書いてみようと思います。

 

 

■写真撮影

 

まず正面、左右、口腔内写真などの写真撮影を行います。

表から見える顔貌の状態、歯列の状態を確認していきます。

また矯正治療を行っている途中でも

顔貌の変化や歯列の変化などを観察するために撮影します。

 

■セファログラム(頭部X線撮影)

 

所謂デンタルレントゲンです。頭蓋骨、顎の骨など全体を撮影します。

そして通常の側貌写真などと重ね合わせて不正咬合の状態、原因を見ていきます。

これをセファロ分析といって、歯科矯正医がしっかりと確認する部分になります。

また、歯根トラブルや埋伏歯など、不正咬合の原因をここで見つけることもできます。

 

■歯列模型

 

患者さんの歯型を採り模型を作成します。

上下の噛み合わせバランスを確認したり、

矯正治療後の最終形態を把握することもできます。

一見歯の傾きの問題と見えても、顎のズレによって

不正咬合になっているケースもあります。

また裏側矯正(舌側矯正、リンガル)を選択される場合は、

ブラケットの装着位置を確認するために、この歯列模型は必須になります。

 

 

矯正治療前に行うこういった検査は、見えている部分だけでなく、

見えない部分を明確にすることで、

現状を正確に診断することにつながります。

細かく検査することで抜歯、非抜歯か、

あるいは患者さんの希望する治療方法が最適かどうかもわかってきます。

 

CTなど技術革新が起こり、検査の精度も上がってきていますが、

最終的にデータを分析し、診断するのは

やはり経験を積んだ矯正専門医が行う必要があります。

 

データを正確に分析したうえで、治療計画を立て、

個々の患者さんの要望に合わせて治療を始めるということが

とても大切なポイントになります。

患者さんと一緒に考えて、納得いく治療計画を立てていければと

思っておりますので、気になる部分がある方は

一度相談に来られていただければと思います。

2018年診療スタート!

昨年末にHPのリニューアルを行ったため

ブログの更新が遅れてしまいすみませんでした。

 

2018年の診療がスタートしました。

 

昨年は、なりひらの矯正歯科10周年記念の年となり節目の年となりました。

 

気が付けば開業して10年が経ちました。

そして数多くある矯正歯科の中で

ひらの矯正歯科を選んで頂きました患者さんには、

感謝とともに「ひらの矯正歯科で矯正治療をして良かった!!」と思って

頂ける様、これからもスタッフ一同、頑張ってまいります。

 

昨年の活動報告としてスタッフ皆で

北海道で開催された日本矯正歯科学会に参加し

最新の矯正治療や治療機材について学んできました。

 

また日本舌側矯正歯科学会にて院長平野が症例展示(裏側矯正の症例発表)にて学会発表を行いました。

 

今年も立ち止まらずアクティブに学ぶ姿勢を忘れずにスタッフ一同、頑張ってまいります。

2018年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

ひらの矯正歯科 院長 平野 正芳

裏側矯正の認知度について

今日は裏側矯正についての認知度調査をご紹介いたします。

以前子供のころに矯正しなかった理由に関しての
アンケート調査をご紹介したこともありますが、
そこでは、親に相談出来なかったという理由だけでなく、
矯正治療中にブラケットが見えてしまうことに対しての懸念なども上がっていました。

矯正治療に使用する矯正器具は、年々進化していて、
毎年行われる日本矯正歯科学会など
大きな学会でも各矯正材料メーカ―が新しい材料を発表していたりします。

矯正治療における矯正器具の「見た目」に関しては
多くの患者さんが心配されるところだと思います。

しかし、このページを読んでいる方ならほとんどの方がご存知の通り、
裏側矯正や、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(以下マウスピース矯正)
も身近になってきていて、
矯正治療中も全く見えない方法を選択して大人になってから矯正治療を開始する方も増えてきています。

では具体的にどれくらい認知度があがったのでしょうか?

■裏側矯正(舌側矯正、リンガル)を知っていましたか?(300人対象)

・子供のころ:5.3%
・現在:63%

■マウスピース矯正を知っていましたか?(300人対象)

・子供のころ:3.3%
・現在:57.3%

実は裏側矯正に関しては1970年代から研究開発はされていて、
ここ数年で一気に矯正材料自体が良くなって広がってきた感じがあります。

裏側矯正の場合は、文字通り歯の裏側にブラケットを装着するため、
結構違和感や痛みなどが問題となっていました。
しかし技術革新によって最近では約1.5㎜の厚みのものなども出てきていて、
違和感も少なくなってきています。

マウスピース矯正は歯に直接ブラケットを接着するのではなく、
透明なマウスピースを用いた矯正方法で、
取り外し可能ということで広がってきました。
ただ、ブラケットのように細かい調整が利かない、
あるいは骨格に問題がある不正咬合の治療には不向きということはまだあります。

子供のころから裏側矯正の存在を知っていればという方も、
成人になってから裏側矯正を知り、
横浜ひらの矯正歯科に来られる方も多くいらっしゃいます。
患者さんに合った様々な治療法を一緒に考えながら進めていければと思いますので、
気になることがあればいつでもお気軽にご相談いただければと思います。

矯正治療前に相談に行った歯科医院数と矯正治療を決めた理由

今回は、矯正治療前に相談に行った歯科医院数と
矯正治療を決めた理由に関するアンケート調査について書いてみようと思います。

矯正治療は期間が長くなる為、しっかりと考えて
矯正治療を開始することになります。
そのため、いくつか歯科医院を見てから決めるという患者さんも
いらっしゃるのではないでしょうか。

今回紹介するのは、あるインターネット調査会社が
2017年夏に行った最新の調査結果です。

■「あなたが歯の矯正治療をはじめるまでに、
相談に行かれた歯科医院数を教えてください」

・1ヶ所:68.9%
・2~3ヶ所:27.8%
・4~5ヶ所:2.6%
・6ヶ所以上:1.3%

意外に1か所という患者さんが多いことに驚きました。
都内や、横浜などの地域ではもう少し2,3か所という患者さんが多いと思いますが、
全国で見るとこの数字になっています。
以前の別な調査結果では、日々通っていた医院で
そのまま矯正治療を開始したという患者さんが多いデータもありましたので、
ある程度正確な数字なのかもしれません。

■「あなたが、歯の矯正治療をしようと決断した理由を教えてください」

・108名:医師の説明が丁寧でわかりやすかったため
・75名:装置や治療方法・治療計画などが自分にあっていたため
・42名:費用が安かったため
・17名:治療期間が短かったため
・74名:通院が便利そうであったため
・21名:知人から紹介された歯科医院だったため
・129名:両親が決めた歯科医院だったため
・10名:その他

みなさんが決断するとしたら、注目したいポイントはどれでしょうか。
最も多い「両親が決めた」というのは、
全体の半分近くが乳歯列期での治療というデータもあるので、
そこから来ているのかもしれません。

2番目に多い「歯科医師の説明が丁寧でわかりやすかったため」というのは
とても重要なポイントかもしれません。

ご存知の通り矯正治療はある程度の長い治療期間が必要となります。
安心して通院できることというのは患者さんにとって
実は最も大切なことではないでしょうか。

では、その歯科医師からの説明で何に注目するのがよいでしょうか。
患者さん個々によって気になるポイントは違うかもしれませんが、
不正咬合の原因とそれに対する治療計画が理にかなっているか
についてぜひ注目してもらいたいと思います。

というのも、患者さん個々の不正咬合の状態、
骨の成長具合など様々だからです。

不正咬合の原因によって治療方針が変わってくることもあります。
抜歯や非抜歯においてもアプローチが変わってきます。
顎の骨が小さいのに、単に非抜歯治療する!
ということでは後戻りのリスクも出てきます。
非抜歯で治療するならどうやってスペースを確保するのか
なども確認する必要があります。

少し難しく感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、
前に書いた通り、不正咬合の原因と状態は様々です。

しっかりと患者さん個々に向き合い、
永く安定した歯列を確保するための治療が出来るかというのが
何より大切なポイントになってきます。
見えない裏側矯正など治療方法も大切ですが、
しっかりと原因解決の治療も意識して
矯正専門歯科医に相談してみるのが良いと思います。

日本矯正歯科学会 in 北海道 2017年

先月10月にスタッフ一同、日本矯正歯科学会に参加してきました。
今年は北海道大学が主幹校でしたので、札幌での開催でした。
スタッフ総出の関係で臨時休診を頂き、患者さんにはご不便を
お掛けしてしまいました。

全国の矯正歯科医や関係者おおよそ3000人が来場する日本で
一番大きな矯正歯科学会となります。

ひらの矯正歯科、開院より毎年、ドクター、スタッフ参加しています。

当院、開業して10年が経ち、その間にも矯正歯科治療の進歩や機材、材料の
進歩がありました。

ひらの矯正歯科は、矯正治療専門歯科医院ですので、
その責任を果たすべく常に最新の技術や情報にアンテナを張り
地域医療の貢献してまいります。
それにはドクターのみならず、スタッフも最新の知識習得や
技術、知識の向上が必要不可欠と考えております。
この取り組みは今後も継続していきます。

今年は11月に日本舌側矯正学会に参加してきます。

日本舌側矯正歯科学会とは、歯の裏側に矯正器具をつけて
矯正治療を行うことを専門とした学会です。

そして今回、当院院長がその場で舌側矯正に関する学会発表をしてきます。

これからも ひらの矯正歯科は常に学ぶ姿勢を大事に頑張って参ります。

よろしくお願い致します。