2016/09/23
先日、子供たちが大好きなアスレチックに行ってきました。
場所は、ひらの矯正歯科からも割と近い、つくし野にあるアスレチックです。
遊具がかなり本格的で子供たちは大苦戦していました。
私も少し挑戦しましたが、やはり年には勝てませんでした(笑)
自分の若いころの体の動きのイメージと現在の体の動きがリンクせず、
思わず苦笑いです……。
子供たちは、思いっきり体を動かし、大満足だった様です。
9月も後半に入り朝晩が少し冷え込む様になりましたので、
皆様、風邪など引かぬよう、お体にご留意下さい。
2016/09/09
8月から台風が続いています。
今年の台風は特殊で沖縄をあまり通らないらしく
台風による海水の攪拌がおきずに海水の水温が上昇し
サンゴの白化現象が深刻化しているようです。
台風の影響で被害にあわれている方もいらっしゃる報道を
耳にすると心が痛みます。
さて臨時休診および臨時診療のお知らせを致します。
10月15日(第三土曜日):歯科医師会行事参加のため
大変申し訳ございませんが、臨時休診とさせて頂きます。
その日の振替として10月10日(祝日・月曜日)は振替診療を致します。
ご不便をお掛けいたしますが何卒よろしくお願い致します。
ひらの矯正歯科
院長 平野 正芳
2016/08/27
以前に成人の矯正治療患者さんが増えてきているということを書きましたが、
成人の患者さんの治療において気を付けていかなければならないことがあります。
今日はそんな中から特に補綴物(ほてつぶつ)に関して書いていこうと思います。
補綴物とは、銀歯や差し歯など歯の替わりになるものの総称です。
年齢が上がってくると、口腔内の補綴物が増えている可能性があります。
虫歯は歯を削り、削った部分に何かしらの補綴物を入れることで治療します。
比較的軽度の治療の場合はレジンと呼ばれる一種のプラスチック、
削る量がやや増えてくると金属やセラミックの詰め物を入れることになります。
金属のものは所謂「銀歯」で、セラミックのものを「インレー」とも呼びます。
更に重度の治療が必要になった場合は、
神経の処置をした後にクラウンと呼ばれる被せものを被せることになります。
天然歯は一旦削ると元に戻ることはないため、
年齢が上がるとともに、治療後の補綴物の数は多くなり続けます。
もちろん全く虫歯にならず、補綴物ゼロが理想ですが。
そこで生まれる疑問が、補綴物があっても矯正治療が出来るのか?
ということではないでしょうか。
先に答えると、治療できます。
ただし少しだけ難易度が上がってきます。
一つはブラケット(矯正装置)が天然歯と比べて
補綴物に接着しにくいということがあります。
専用のセメントもありますが、やはり脱離のリスクが上がってしまいます。
通常補綴物の表面を少しざらざらに処理し、矯正装置を接着します。
治療が終わってから表面を滑らかに処理するという工程になります。
ちなみに見えない舌側矯正(裏側矯正、リンガル)の場合、
この補綴物を削るのが当然裏側になりますので、
表側を傷つけることなくできる点でもメリットになります。
二つ目はマージンラインについてです。
マージンラインとは歯茎のラインの部分で、
歯を動かすことで補綴物と歯茎の間に隙間が出来てしまうことがあります。
治療上仕方のない部分ではありますが、
隙間に食べ物の残りが溜まりやすかったり、
見た目にも影響があるので、矯正治療後に改めて
補綴物を作り直すのが良いかもしれません。
補綴物に限らずインプラントを入れている場合や欠損歯がある場合など、
年齢が上がるとそれぞれ口腔内の状況が変わってきていると思います。
それぞれの状態に合わせて検査、診断したうえで
しっかりとした矯正治療計画を一緒に考えていければと思っています。
2016/08/13
梅雨が明けてからの気温の高さに驚かされます。
患者さんとの会話の中で去年はこんなに暑くなかったような….と
いうこと良く耳にします。
みなさまも暑い日が続きますので、お体に十分にご留意下さい。
先日の「山の日」が私の誕生日でした。
スタッフから誕生日のお祝いを頂きました!
明日からお休みなのでおいしく頂きます。
いつもクリニックを、そして私を支えてくれているスタッフに感謝です。
どんなに忙しい時でも患者さんのことを第一に考えて行動してくれている
スタッフに感謝です。
「ありがとう」
言葉にすると短いですが、
私のその思いは5文字で語れないくらい大きなものです。
いつもありがとう。
さて明日から18日(木)まで夏季休診となります。
ご不便をお掛けいたしましが
よろしくお願い致します。
装置の不具合など緊急な場合
横浜市歯科保険医療センター(休日急患診療所)
045-201-7737までご連絡お願い致します。
※装置の装着は行ってくれないため応急処置のみとなります。
当院は、19日(金)から通常どおり診療いたします。
よろしくお願い致します。
ひらの矯正歯科 院長 平野 正芳
2016/08/09
今回は金属アレルギーに関してお話していこうと思います。
歯を動かす矯正治療は様々な方法がありますが、
基本的には歯に弱い力を加えて時間をかけて動かしていくことは共通しています。
多くの場合、ブラケットと呼ばれる矯正装置を歯に装着し、
そのブラケットに金属のワイヤーを通し、
金属のワイヤーがもとの形状に戻る力を利用して歯を動かしていきます。
このブラケットは様々な材質があり、
一昔前はほとんどが金属でした。
そこで金属アレルギーの方の場合、
矯正治療が受けられないということもありました。
先にお伝えしておくと、現在では金属の材質も様々あったり、
セラミックのものもあるため、金属アレルギーの方も矯正治療を受けることが出来ます。
ではそもそも金属アレルギーはどういったものかを見ていってみましょう。
金属アレルギーの場合、食べ物のアレルギーとは違い、
アレルゲンに触れる機会が少ないため、
ご自身が金属アレルギーということに気づいていないということも多々あります。
金属アレルギーは、何らかの原因で金属イオンが、
皮膚や粘膜を通して血液に入り、タンパク質と結合します。
このたんぱく質と結合したものは本来身体になかった物質で、
それを排除しようと過剰に免疫細胞が活動し、アレルギー反応としてでます。
歯科における金属アレルギーの最も多い物質は、
ニッケル、クロム、コバルトなどで、
矯正材料においてもこのニッケルなどが多々使用されてきました。
ではアレルギー患者さんの場合の矯正治療はどういったアプローチがあるかを
ご紹介します。
①セラミックブラケット
金属ではない材質、セラミックのブラケットを選択できます。セラミックは陶器のもの、中には人工サファイアなどもあります。見た目にも透明や白いものが多く、審美的に選択される方も多くいらっしゃいます。
②マウスピース矯正
ブラケットではなくマウスピース矯正を選ぶこともあります。矯正専門医によって意見が分かれますが、不正咬合の状態によって選択できない場合もあります。上顎前突(出っ歯)、下顎前突(受け口、しゃくれ、反対咬合)などの重度の不正咬合の場合や、噛み合わせの改善を必要とする場合は難しくなったりします。
その他、アレルギー反応のほぼない金合金を使用しているブラケットなどを選択する矯正医もいます。
このように矯正器具に関して金属アレルギー対策はかなり進んでいます。
そして大切なのは自分が何の金属アレルギーなのかを治療前に確認するのが安全です。
例えばニッケルのアレルギーであれば、ニッケルが全く入っていない金属のワイヤーを選択することで解決出来たりします。
アレルギーに関してはとても難しい問題であるので、
しっかりと事前の確認、対応方法などを矯正治療専門医と相談したうえで、
安心して矯正治療を始めていただければと思います。