2016/03/02
今回は妊婦さんと歯科矯正治療についてのお話をしていきたいと思います。
妊婦さんと矯正治療は一見関係ないように思えますが、
最近では少しずつ相談が増えてきている内容となっています。
女性にとって出産は一大イベントであると同時に
身体にかかる負担も相当なものになります。
お腹の赤ちゃんのために口にするものに対して気を遣ったり、
つわりや倦怠感などから活動を制限される時期も出てきます。
病気だけでなく、風邪などの治療においても、
化学薬品などの使用もかなり制限されることとなります。
そういった中で、妊婦さんはまずご自身の健康を保つことが
総じて赤ちゃんのためにもなるため、様々な自己管理が必要になってきます。
ただ自己管理といっても漠然としていますが、
私たち矯正治療の観点からどういった点が役立てられるか、
なぜ歯列矯正が必要になるかという点についてお伝えできればと思います。
まず第一に栄養の観点から歯列矯正のメリットが考えられます。
食べるのがつらい時に、少しでも消化・吸収を促すために
咬合関係(噛みあわせ)を改善して栄養補給を
促すことにつなげることが出来ます。
とても当たり前のことですが、人は食べ物で出来ています。
毎日の咀嚼は、消化機能の入り口です。
歯列と咬合を整えることにより
消化吸収を助けることは間違いなく大切なポイントです。
次に口腔内トラブルを減らせる点が考えられます。
つわりなどで動くのがつらい時に歯磨きが十分に行き届かずに
齲蝕(虫歯)になるというリスクがあります。
またなかなか活動出来ない状態になった際に
虫歯治療に行くことは大きなストレスになってしまいます。
歯並びが綺麗に治っていると、磨き残しが減り、
齲蝕リスクを軽減したりすることが出来ます。
またあまり知られておりませんが、出産時には
いきむ際に歯を食いしばるため、咬合関係(噛みあわせ)によっては
歯の一部に力がかかってしまい、歯が欠けてしまうという事例もある様です。
一般的に矯正治療は2年から3年かかることが多くなっているため、
妊娠が分かってからのタイミングでは少し難しくなることが予想されます。
そのため、妊娠を考えられている方やまだ独身の女性の方も
今後の人生設計のためにも矯正治療の時期を加えて検討してみるのも
いいのではないでしょうか。
私たちも患者さんの置かれた状況などを最大限考慮して、
希望にお応えできるように努力していきたいと思っておりますので、
一度今後のためにもお気軽に相談にお越しいただけたらと思います。
2016/02/13
当院の患者さんから素敵なものを拝見させて頂きました。
タイトルは「僕の歯」です。
学校の宿題でご自身の矯正体験談を写真つきでまとめられたそうです。
患者さんご自身の歯並び、矯正装置に対する意気込みも書いてあり、
「素晴らしい!」の一言につきます。
患者さんご本人、お母様のご許可を頂き、ブログにアップさせて頂きました!
Tくん、素敵なファイルを見せてくれてありがとうね!!
これからも矯正治療がんばってね!
スタッフ一同、応援します。
2016/02/10
歯列矯正と聞くといつ頃から始めれば良いのか?
という声をよく聞くことがあります。
当院では、小児の方から大人の患者さんまで
幅広い年代の方に来院して頂いております。
子供の時期に矯正を始めると、
成長の観点などから永久歯の為のスペースを確保しやすく、
抜歯をしない治療を行える可能性が上がる
といったメリットなどがあります。
では大人になってからではすでに遅く、
抜歯をしないと治療が行えないのかと言われるとそうではありません。
口腔内の大きさなど個人差はありますが、
歯列(歯並び)を拡大して抜歯せずに治療を行えることもあります。
あるいは大臼歯を遠心(後ろ方向)へ移動することで解決することもあります。
また、大人の矯正治療では主体的に矯正を始められる方が多いため、
積極的に治療に対して向き合っていただけることが多いと感じます。
一言に矯正治療といっても様々な治療のステージがあります。
イメージしていただきやすいのが、歯にブラケットやワイヤーを装着して
歯を動かし、歯列を改善している期間(動的矯正治療期間)。
あまり意識として無いリテーナーという装置を使用して、
並べ終わった歯列が後戻りしないようにする期間(保定装置期間)などがあります。
動的矯正治療期間には齲蝕(虫歯)にならないように
今まで以上に歯磨きをしたり、患者さん自身で装着していただく
顎間ゴムを使用することもあります。
保定装置期間もきっちりと行っていただかないと
後戻りの原因となったりするため、長い期間
矯正専門医、衛生士と患者さん自身が一緒に協力をして治療をしていく必要があります。
大人の患者さんでは、そういった必要性も理解していただきやすく、
積極的に協力をしていただけるために
質の高い矯正治療が行えるというメリットもあるかと思います。
いずれにしてもきちんと理解していただくためには
医院と患者さんの間でしっかりと情報を共有し、
コミュニケーションを取ることで矯正治療は成功に近づくかと思います。
ですので、まずは成功の第一歩としてお気軽に御来院頂き、
ご相談して頂けたらと思います。
2016/02/03
母校である鶴見大学矯正科の講演会に参加してきました。
今回は、韓国でご活躍されている洪先生のご講演でした。
洪先生は、韓国の舌側矯正学会の会長をされていたご経歴を持ち
また舌側矯正においては、韓国から鶴見大学へ留学し学ばれた先生です。
洪先生の独自の矯正装置(ブラケット)を用いて効率よく
かつ仕上がり重視の素晴らしい症例を多く拝見させて頂きました。
アメリカなどでは、矯正治療をしていることが
ステータスとなっているので矯正治療をしていることが周りに分かるように
「ブラケットは目立つ方が良い!」
という考えが根底にあり表側矯正はメジャーですが、
裏側の舌側矯正は、アメリカではメジャーではありません。
しかしアジアを中心とした地域においては、
「ブラケットは、なるべく目立たない方が良い!」との考えが多くあり
表側矯正に比べ舌側矯正の需要が高まっています。
裏側の舌側矯正は、表側矯正に比べ
歯の挙動の複雑性や裏側ゆえの術者の視野の狭さなど、
複雑で難易度の高い治療法の一つとされております。
毎年、講習会などで新しい手法や装置の発表があります。
これらを吸収して日々学び、自分たちの技術、知識の肉付けをしていきたいと思います。
2016/01/08
2016年の診療、スタート致しました。
昨年も皆様のお蔭様を持ちまして
年末最後の診療を無事に終えることができました。
冬季休暇中は、ご不便をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。
2016年ひらの矯正歯科は、今年の10月をもって10年目に突入致します。
初診を忘れず、ホスピタリティーのあるホスピタル(クリニック)の心を
スタッフ一同、大事にして2016年も邁進してまいります。
さて私は、休暇中に家族とともに新潟へスキーに行ってきました。
春は、イチゴ狩り。夏は、海。秋は栗拾い。
冬はスキーをいった様に子供が小さいうちは、
季節にあった遊び・経験を家族でするようにしています。
長男は、スキー。下の娘は、まだ小さいため
来年からスキーデビューを予定しているので
今年は、ソリと雪だるま作りを一緒に行いました。
長男もだいぶ大きくなりましたので下の子の面倒を
よくみてくれる様になりだいぶ助かりました。
スキー場で食べる冬の鍋もおいしく家族で頂きました。
ここの鍋は、松任谷由美さんがコンサートの時に訪れるというお店らしいです。
ちゃんこ鍋屋さんでした。
お休み中は、家族サービスをしてしっかり充電してきましたので
今年の診療もしっかりと頑張っていきます。
今年も「ひらの矯正歯科で矯正をして良かった」と多くの方に
言って頂けるようにスタッフ一同、頑張って参ります。
今年もよろしくお願い致します。