ひらの矯正歯科|横浜市の矯正歯科 ブログ

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免疫と歯周病(歯槽膿漏)の関係

前回は歯周病の仕組みについて少しお伝えしました。
歯並びや噛み合せが悪いことから磨き残しが生まれ、
齲蝕(虫歯)や歯周病につながっていくということもお伝えしました。

今回のテーマは免疫と歯周病の関係についてです。

歯周病の原因は、先に書いたように
磨き残しが主な原因ですが、
実は他にも様々あります。

最近の研究では、歯ぎしりも歯周病の原因ということがわかってきています。

歯ぎしりは、体重近い力が加わっているので、
歯周組織を過度に刺激してしまい、
歯茎に炎症を起こすことがあります。

この歯ぎしりの原因としては、噛み合わせの左右バランスや前後バランス、
クラウン(いわゆる差し歯)やブリッジ(欠損部の差し歯)などが
きちんとフィットしていない場合なども原因の一つとして挙げられます。

そして注目されてきているのがストレスです。

寝ているときでも強いストレスを感じている場合に
人は強く噛むといわれています。
またストレスがかかると唾液の分泌も下がると考えられています。
口の中が渇いてくると唾液による殺菌効果が下がり
虫歯、歯周病のリスク増加へつながってきます。

また、人間の身体は自律神経と免疫、
そしてホルモンバランスによって健康を保っています(ホメオスタシスの三角形)。
ストレスにより、自律神経のバランスが崩れてしまうとホルモンの分泌が下がり、
結果的に免疫も下がってしまいます。
免疫が下がることで口腔内の歯周病菌が繁殖しやすい環境が整ってしまい、
歯周病につながってしまうこともあります。

この関連性は、顎偏位の患者さんでも同じように説明できます。
顎偏位というのは、噛み合わせ、歯並びが悪く、
強く噛みこんだ際に下顎が左右どちらかに偏ってしまい、
下顎がゆがんでしまっている状態を指します。
顎偏位になると食べ物がしっかりと噛めないというだけでなく、
肩こりや偏頭痛などにもつながります。
またそこからイライラにつながり自律神経の乱れにもつながってきます。

歯周病は本当に多くの人が関連してくる病気です。
一見関係のないようなことでも巡り巡ってくることもあります。
逆に言うと歯周病を治そうと思ったときは、
その原因をしっかりと見ていく必要があるということです。
これは歯周病に限った話ではなく、矯正治療全体にも言えることです。

単に叢生(デコボコ、乱ぐい歯、八重歯)や上顎前突(出っ歯)、
下顎前突(反対咬合、受け口)を治せばよいということではなく、
その症状になった原因を突き止めていかなくてはなりません。

例えば上顎前突の治療で外科手術をして上顎を後方に下げることが
必ずしも正解とは限らず、状態によっては下顎の前方への成長を
促すことが必要かもしれません。
また治療した後も、治療前の状態に戻ろうとする人間の仕組み、
恒常性が働きますので、保定装置期間もとても大切になってきます。

今回は歯周病のお話を書きましたが、
これからも横浜ひらの矯正歯科では、その原因までしっかりと見極めて、
根本から噛み合わせ、歯並び、そして歯の健康全体を考えていきたいと思います。

ひらの矯正歯科

歯周病(歯槽膿漏)の仕組

以前、歯周病になり歯が抜けてしまうと
歯並びに影響を与えてしまうということを書きましたが、
そもそも不正咬合によって歯周病になりやすいという場合も多々あります。
今日はそういった面も含めて歯周病についてご説明したいと思います。

現在、35歳以上の方の8割以上の方が歯周病にかかっているといわれています。
この数字は年々増えてきているようで、
多くの方にとって大切な内容になるかと思います。

歯周病というのは歯の周りの歯茎などの病気のことを指し、
初期段階のものを「歯肉炎」、進行したものを「歯周炎」と呼びます。
いわゆる歯槽膿漏です。

これは歯や歯茎の周りにつくプラーク(ネバネバしたもの)が原因となり
引き起こされるもので、初期の歯肉炎の段階で、
少し歯茎に物が触れるだけで不快な出血を伴います。
進行した歯周炎まで来ると、歯茎が下がってきて、
歯を支えている骨を溶かし始めてしまいます。

この歯周病は痛みを伴わない場合が多く、なかなか気づきにくい場合や、
ちょっとの出血があってもあまり気にしないという方も多くいるため危険です。
放っておくとだんだん歯がグラグラしてきて、最終的に抜けてしまいます。

この歯周病を予防するためには生活習慣の見直しや、
日々のクリーニングが何より大切になります。
プラークから感染が広がるという面もある為、
日々の磨き残しをなくすこと、定期的に歯科医院での
プラークコントロールが効果を発揮します。

生活習慣においては、喫煙者は禁煙することで歯肉の血流が減り歯周病のリスクが増加します。また間食を控えるなども効果的です。

口腔内の乾燥に関しては噛み合わせと歯並びも少し関係してきます。
唾液による口腔内の自浄効果について以前少し書いたこともありますが、
開口(オープンバイト)や上顎前突(出っ歯)は口が閉じにくいため歯茎が乾燥しやすく、唾液による自浄作用が減少し細菌の繁殖がしやすい環境と言えるでしょう。

厚生労働省、日本歯科医師会が推奨している8020運動にもありましたが、
80歳までに自分の歯を20本残すということも含めて考えると、
日々のメンテナンスがとても大切になります。
また横浜ひらの矯正歯科では小児、成人問わず矯正治療にご来院の際には
ブラッシング指導を特にしっかりと行っています。
また、毎日の習慣を子供のうちに身に付けていただくことで、
矯正治療が終わった後も、末永く綺麗な歯並びと
自分の歯を残して頂けるよう考えております。

「歳をとると歯が抜ける」そんなことは、ありません。
生活習慣、そしてお口のケアで生涯自分の歯で暮らすことも十分に可能なのです。

ひらの矯正歯科

冬季休診日のお知らせ 2015年

今年もあと2週間と少し、あっという間に新年が訪れます。
さて2015年冬季休診日をお知らせ致します。

12月28日(月)午後~1月4日(月)まで

冬季休診とさせて頂きます。

※12月28日(月)は12:00まで診療致します。

上記期間中の装置の不具合などは
横浜市歯科保険医療センター(休日急患診療所)
045-201-7737までご連絡お願い致します。

上記機関は、装置の応急処置のみとなりますので
お休み明けに当院にて本処置をさせて頂きます。

ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い致します。

ひらの矯正歯科

日本矯正歯科学会 in 福岡 2015年

日本矯正歯科学会 福岡大会にスタッフとともに参加してきました。

大規模な学会のため多くのドクター、スタッフ参加のため
だいたい皆同じ時間帯の飛行機となります。
そのため平日だというのに羽田空港と福岡空港は、かなり混雑していました。

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ポスター発表、学術講演、症例展示などさまざまな発表があり有意義な時間を
過ごすことができました。

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 例年、学会期間の夜に先輩・後輩ドクターのクリニックスタッフとドクターで
お食事会を開催しています。おそらく40~50名くらいでしょうか?
多くのスタッフ&ドクターが参加して
それぞれのクリニックのやり方など意見交換もできました。

 来年の日本矯正歯科学会は、徳島にて開催されます。

これからもドクターだけでなくスタッフも常に学ぶという精神のもと
頑張ってまいります。

よろしくお願い致します。

ひらの矯正歯科

臨時休診のお知らせ

11月19日(木)~20日(金)まで
日本矯正歯科学会 福岡大会に参加してきます。

スタッフ総出での参加となりますので
上記期間、臨時休診とさせて頂きます。

急な装置の不具合など緊急な場合。

横浜市歯科保険医療センター(休日急患診療所)
045-201-7737までご連絡お願い致します。

応急処置をして頂き21日(土)から通常通り診療をしておりますので
本処置を当院でさせて頂きます。

ドクター、スタッフともに学会にて矯正のトレンドを学んできます。

ご不便をおかけいたしますが、よろしくお願い致します。

ひらの矯正歯科