2015/08/15
昨日より夏季休診明けの診療が始まりました。
休み中は、遠出をせずに息子たちが恐竜に興味を持っているので
パシフィコ横浜の恐竜博に行ってきました。
有名なティラノサウルスの大きな骨が展示されており、
通常はフェイクの骨の展示が多いそうですが、
今回は、本物の骨の展示とのことで子供大人問わず多くの方が
まわりで見学をしていました。
あまりの大きさに「恐竜ってあんなに大きいの?」と言って子供たちも
目を丸くしてみていました。
化石の発掘体験コーナーも経験できて子供たちも大満足でした。
そして休み中に私の誕生日だったためスタッフから
アロマの誕生日プレゼントを頂きました。
いつもありがとう!
どんなに忙しくても一生懸命頑張ってくれているスタッフに
いつも感謝の気持ちでいっぱいです。
2015年、後半戦もスタッフ一同、より良いクリニックを考えながら頑張って参ります。
どうぞよろしくお願い致します。
2015/08/07
今回は歯並びと睡眠時無呼吸症候群の関係について少し書いてみようと思います。
睡眠時無呼吸症候群と歯並びは一見関連性がなさそうですが、
近年の研究では少しずつその関係が明らかになってきているようです。
そもそも睡眠時無呼吸症候群というものは、
上気道と呼ばれる呼吸の際の空気の通り道がふさがってしまい、
寝ているときに何度も呼吸が止まるという怖い病気です。
居眠り運転などで大きな事故につながったというニュースも
時々耳にすることありましたよね。
この睡眠時無呼吸症候群は様々な原因があり、
全て歯並びが原因ではありませんが、
近年、噛み合わせが一つの原因になっている場合もあることがわかってきました。
特に下あごが後ろの方向に下がってしまっている
下顎後退という症状の場合、
上気道がふさがりやすくなり、睡眠時無呼吸症候群に
つながるというケースが出てきているようです。
矯正歯科には様々な分野の学術会というものがあり、
その一つであるMBTという歯科矯正の学術会がありますが、
この学術会のグローバルミーティングで
チリの矯正専門医が睡眠時無呼吸症候群に関しての発表を行っていました。
この矯正専門医は耳鼻口腔科医、内科医、口腔外科医と協力し、
下顎の前方移動手術を歯科矯正と合わせて行い、
睡眠時無呼吸症候群を改善したというものでした。
これまで、受け口(下顎前突・反対咬合)や
出っ歯(上顎前突)など審美的な話も書いてきましたが、
こういった噛み合わせまで含めた症状が様々な病気に
つながってきているということがどんどんわかってきています。
単に見た目の歯ならびをきれいにするということ以上に
健康全体を含めた噛み合わせ治療の必要性が増えてきています。
睡眠時無呼吸症候群について今回は書いてみましたが、
こういった身近な問題の解決につながったという
患者さんも多くいらっしゃいます。
綺麗な歯並びと同時に、噛み合わせ、
そして、そこからつながる健康について考えて
矯正治療を行っていくことが大事となります。
2015/07/17
7月もあっという間に中旬に入りました。
今年も早くも折り返しとなりました。
昨日から台風の影響もありジメジメした日が続き
梅雨明けが待ち遠しいですね。
さて8月の夏季休診日のお知らせです。
8月9日(日)~13日(木)まで夏季休診とさせて
頂きます。
装置の不具合など緊急の場合は、
横浜市歯科保険医療センター(休日急患診療所):
045-201-7737までご連絡お願い致します。
(痛くない様にする等、応急処置のみとなります。)
休日急患診療所にて応急処置をして頂き、お休み明けに当院にて
装置の調整を致します。
ご不便をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い致します。
2015/07/14
インフォームドコンセントという言葉をご存知でしょうか。
もともと医療現場において、患者さん自身が自分の受ける治療に関して
しっかりと知る権利があるということから生まれた言葉です。
医療従事者が患者さんに対してしっかりと治療方針を説明し、
患者さんがその治療内容に合意することを指します。
歯科治療においてもこのインフォームドコンセントの重要性が広がってきています。
特に矯正治療は虫歯治療と比べて長い時間がかかりますので、
とても大切な考え方になっています。
矯正の材料や技術の進化により、
様々なコンセプトをうたった歯科医院が増えてきました。
見えない矯正ということで裏側矯正(舌側矯正)、
インビザラインといったマウスピース矯正など、
患者さんにとって矯正治療が身近になってきたと同時に、
インターネットの普及により、多く情報が得られると同時に
情報が氾濫し患者さんご自身がかえって迷ってしまうという
お話しを良く耳にします。
良く分からない状況で矯正治療をスタートしてしまうと
あとで「治ってはいるけど、思っていたことと違う」
ということになりかねません。
こういったことは、矯正治療がスタートする前に
しっかりとカウンセリング時にご説明させて頂き、
そして納得がいくまでご質問をお受けすることで防ぐことが出来ます。
矯正治療の方法、装置の種類、おおよその期間、違和感など、
さまざまな点において含めて納得がいく状態になり
矯正治療を始めることが大切だと考えます。
またスタートする前だけでなく矯正治療中においても患者さんとドクター・スタッフの
コミュニケーションがとても大事となります。
とくに子供さんの患者さんの場合、身長が伸びるのと同時に顎の成長も発生します。
おおよその予測は立ちますが、初診時とガラッと変わった顎の成長パターン
を示す子供さんもいらっしゃいます。
そういった時は、治療の途中でもその状況にあった装置のご提案をするようになります。
(この場合でも、ひらの矯正歯科では、追加費用はかかりません)
また、歯の動きは個人差があり、歯が動きやすい方
動きにくい方がいらっしゃり予定の治療期間ぴったりで
必ず終わりますとは、なかなかなりません。
予定より早く終わるケース、遅く終わるケースさまざまです。
こういった矯正装置の種類や期間の変化なども
治療中のコミュニケーションがしっかりとれて
いれば問題は起こりません。
今回こういったことを書くのは、矯正治療スタートの
ご決断時もそうですが矯正治療が始まった後の治療中の時も、
常に気になることをご遠慮なく
矯正医、スタッフにご質問いただけたらと思っているからです。
ひらの矯正歯科ではドクターだけでなく、
スタッフも含めて患者さんとのコミュニケーションが大切と考えています。
少しでもわからないことや気になることは、
いつでもお問い合わせ頂ければと思います。
「どんな些細なご質問でもかまいません。いつでもお気軽にご質問ください。」
これが私達ひらの矯正歯科スタッフの口癖です。
2015/06/24
矯正治療を受けられる患者さんの要望は様々です。
下顎前突(受け口)や上顎前突(出っ歯)、
叢生(デコボコや八重歯)など
見た目を改善したいという要望から、
食べ物を噛むための機能を改善したい、
あるいは将来の歯周病などの予防を考えて歯列を治したいなど色々あります。
また歯並びの治し方も様々です。
見えない裏側矯正(舌側矯正)を希望される、
非抜歯での治療を希望されるなどあります。
これまで色々と関連するテーマのコラムを書いてきましたが、
今回は初心に戻り「見た目の改善」から少し書いてみようと思います。
まずご紹介したいのが、少し前になりますが
ある矯正歯科団体が行った調査です。
その調査では89.6%の日本人が
笑う時に口元を隠すというデータが出ていました。
同様の調査では、アメリカ人で16.7%、
そしてイギリスではなんと0%
というものも出ているそうです。
文化的な観点から口元を隠して笑うということかと思いましたが、
なぜ笑う際に口元を隠すのかという質問に対しては、
八重歯、デコボコ、出っ歯など歯並びの悪さを隠したいから
という回答が最も多かったそうです。
確かに ひらの矯正歯科で矯正治療を終えた患者さんの中には
口元を隠さずに笑えるようになったという方が多くいらっしゃいます。
また子供の患者さんでは歯並びを理由にお友達にからかわれることが
なくなったという話もよく耳にします。
人は出会って30秒で相手のイメージを作るということをよく耳にします。
対人関係において第一印象はとても大切です。
その中で歯並びも大きな影響を与えることもわかります。
矯正専門医という観点から見ると、顎の噛み合わせの機能や、
将来的な咀嚼の安定、体全体に与える健康的影響など様々な理由から
矯正治療の価値を伝えていきたいと思っていますが、
シンプルに見た目を改善することで
どれだけ多くの人に喜んでいただけるか計り知れません。
矯正治療が第一印象での自信、
そして自信をもった笑顔につながれば
これほど嬉しいことはないと思っています。