マウスピース矯正とは?
マウスピース矯正とは、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(アソアライナー)と呼ばれる透明なマウスピース型の矯正装置で、少しずつ歯を動かしていく治療方法です。
この装置の最大のメリットは、「ブラケット」を歯に固定させる必要がないということ。人前では取り外しておくことができるので、治療していることが他人に気づかれることはほとんどないでしょう。
治療中であっても、問題なく食事やブラッシングができることも大きなメリットです。
マウスピース矯正はこんな方におすすめです
- 周りに気づかれず矯正したい方
- 矯正治療前と同じように食事を楽しみたい方
- 金属アレルギーがある方
- 取り外しができないワイヤー矯正治療に不安のある方
マウスピース矯正が向かないケース
デコボコが強い(重度のガタガタ)歯並び
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(アソアライナー)は、移動量には限界があるため、強い凸凹の歯並びには向いていません。従来のワイヤーとブラケットによる矯正装置が適応になります。
上と下の歯の噛み合わせが反対の場合
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(アソアライナー)は、前の歯を飛び越えて移動することが苦手です。この場合は、ワイヤー矯正を併用した方がスムーズに治療が進む場合が多いです。
マウスピース矯正のメリット・デメリット
メリット
- 取り外せるため衛生的
- 痛みや金属アレルギーの心配がない
- 透明なのでつけていても目立たない
- 食事に支障がでない
- ブラッシングがしやすい
- 通院回数が少なくてすむ
デメリット
- 適応できる不正咬合が限られている
- 装着時間を守らないと効果が出ない
- 歯型を何回も採る
マウスピース矯正の適応症例は?
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(アソアライナー)は、奥歯の咬み合せに問題のない前歯の歯列不正や、矯正治療後の後戻り、小さなスペースの閉鎖などが主な適応症です。
抜歯が必要な重度の歯列不正や上下顎の大きな不調和、複雑な歯のコントロールなどの治療は困難です。
治療期間
|
全体矯正 |
部分矯正 |
通院頻度 |
マウスピース矯正 |
1~3年程度 |
6ヶ月~1年程度 |
1~3ヶ月に1回 |
治療費の目安
|
全体矯正 |
部分矯正 |
マウスピース矯正 |
80万~120万円 |
20万~40万円 |
●治療費は自由診療となります。
矯正歯科治療は自由診療であり、公的医療保険が適用されません。
自由診療の場合、治療費は全額自己負担であり保険証は使えません。
●当院で使用しているマウスピース型カスタムメイド矯正装置(アソアライナー)について。
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(アソアライナー)を用いた治療は保険適用外の自由診療となります。
厚生労働省の認可(医薬品医療機器等法上の承認)は得ていないため、まだ明らかになっていないリスクが存在する可能性があることをご了承ください。
また、完成物薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済措置の対象外になることがあります。
成人矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
小児矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について
マウスピース型カスタムメイド矯正装置(アソアライナー)による治療に伴う一般的なリスク・副作用について